STAFF

看護師  所長

寺本 恭子

島根県松江市の3次救急中核病院等で27年の臨床経験を積んだのち、
訪問看護に挑戦。
ケアプロ訪問看護ステーション東京で訪問看護師として経験を積み、
ケアプロ訪問看護ステーション島根松江ステーションの管理者となる。

都市部から地方都市への挑戦、地元である島根に貢献したい

これまでのキャリアを教えてください!

島根県松江市の3次救急を受け入れている中核病院で、
救急外来や、慢性心不全や心筋梗塞等の治療をする循環器病棟、
急性期のICU病棟などで、27年間看護師として勤めてきました。

看護師をする中で、地域の方により貢献できる実践がしたいと思い、
在宅看護、地域看護を志しました。

利用者様への実践の中で印象に残っていることを教えてください。

余命半年と告げられた がんの女性が、
積極的な治療はやめ、自宅に戻られる際に担当させていただきました。

症状のコントロールを医師と協働して行いながら、
これまでの人生やご家族への思いなどたくさんのお話をしてくださりました。

症状の進行により死への恐怖を吐露され、どう答えることがいいのか悩むこともありましたが、
亡くなられる前日の訪問では「ありがとう」と仰って下さり、
最期はお孫様や息子様に見守られ旅立たれました。息子様と一緒に涙しながら、「訪問看護を初めて知り、こんな風に家で最期までいれた事は本当によかったです。」と仰ってくださいました。

ご本人とご家族のお気持ちや状況に寄り添い、
その人の望むことを一つ一つケアしながら見守ることの大切さを学ばせていただきました。

ステーションの組織づくりで、力を入れていることを教えてください。

一人ひとりとの会話を大切にし、スタッフが何でも話しやすく意見を尊重し合え、
笑顔で心豊かに過ごせる場所にしていきたいです。

また、臨床経験の長いスタッフが多いため、それぞれの経験や強みを活かし、
柔軟な対応で利用者様のその人らしさを支えられる組織づくりをしていきたいです。

自分の価値観を押し付けず、相手の性格や価値観を受け入れ、尊重しあいながら共に成長していきたいです。

これからどんなステーションにしていきたいですか?

まだ、訪問看護をはじめたばかりの私達ですので、フットワーク軽く、
地域の方々からちょっとしたお願いなど気軽にお声がかかり、
お話をしながら安心し、そして、ほっこりできるステーションにしていきたいです。

この地域に貢献できる事は何かを、スタッフみんなで考えながら
皆様の困った時の支えになれるようなステーション作りを心がけていきます。