STAFF

看護師 所長

高野 典子

訪問看護ステーションHUGの立ち上げメンバーとして入社
(旧:株式会社エイチ・ユウ・ジー)看護師・セラピストをまとめる管理者を務める

小児専門の訪問看護ステーションだからできるケア

これまでのキャリアを教えてください。

東京都重症心身障害児者訪問看護事業という東京都の事業に所属していました。

そこで初めて、重心児や医ケアがあるお子さんが家で生活していることを知り、在宅生活を支援するこの世界に入るきっかけになりました。

看護を必要としているお子さんがいる中で、東京都の事業の後を引継げるステーションが非常に少ない状況があり、小児の訪問看護をしているステーションからエリア分けのような形で訪問看護ステーションHUGを立ち上げました。

利用しているお子様たちの実践の中でのやりがいはありますか?

私たちは、「特別な存在ではない」と考えています。
でも家族ではなく、医療者として、経験や知識を持ってご家族をどれだけサポートできるかを毎回の訪問で大事にしています。

十年以上の長いお付き合いの利用者様とそのご家族もたくさんいますが、家族ではない医療者だからこそお伝えできることがあると思うので、本人とも、ご家族とも馴れ合いすぎないように距離感に気を付けています。

そして一番大切にしていることは、お子さんやご家族が笑っていられる環境づくりをサポートすることです、それが私の日々のモチベーションになっています。

ステーションや組織づくりで、力を入れていることを教えてください。

小児専門のステーションなので、小児の経験がある方で、ご自身の考え方をしっかりと持っている方との出会いを大切にしてきました。

誰かが飛びぬけて優れているということではなく、スタッフみんなが協調性を持ち、一緒にお子さんたちへの看護ケアを創っていける事業所運営を心がけています。

そして、HUGには、セラピスト・看護師・介護福祉士など様々な職種のスタッフが協働しているので、互いに意見交換し、チームとして機能することを重要視しています。
そうすることで、同じクオリティのサービスが提供できるのではないかと考えています。

これからどんな事業所にしていきたいですか?

まずは、地域で暮らしているお子さんとご家族が、在宅での生活を続けて成長できるように訪問看護サービスを継続していくことです。

そして夢としては、お子さんの一時預かりやお出かけをサポートをする体制をつくり、お子さんと家族が一緒に過ごす時間が増える支援をしていきたいと思っています。
制度外のサービスですので、理想ではありますが今後実現できるような機会があればチャレンジしてみたいと考えています!