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中堅  セラピスト

Nさん

急性期病院で勤務後、ケアプロへ入社。
2児を育てながらフルタイムで働くママ理学療法士。

在宅医療を支える、訪問セラピストとして

訪問セラピストを目指したきっかけを教えてください

以前勤務していた急性期病院では長くても数ヶ月の関わりが多く、
もっと長期的にその方らしい生活を支えるためのリハビリをしたいと思ったからです。

就職先をケアプロにした決め手は何ですか?

2児の母親のため、子育てとの両立を考え、自宅から近い職場を探していました。

コロナ禍で同行訪問は叶いませんでしたが、面接の際、
今までの経歴の中での自分の経験や考え、価値観を聞いてくださり、
私自身をしっかりみて評価してくださる姿勢を感じました。

従業員ひとりひとりに寄り添ってくれる職場だと感じました。

訪問セラピストを始める前に不安はありませんでしたか?

一番はリスク管理の部分に不安がありました。

病院では毎日医師の回診があり、
電子カルテでは最新の検査結果がリアルタイムで確認でき、
モニター類でモニタリングも可能です。

ですが、訪問セラピストは一人で訪問する為、
医学的な情報が少なく、フィジカルアセスメントが中心になるため、
利用者様の状態変化があった際に一人で対応できるのか不安がありました。

また、一人で利用者様のホームであるご自宅にあがらせていただくことも緊張感がありました。

実際に訪問セラピストをしてみてどうですか?

看護師との距離が近く、相談がしやすい環境であることや、
社用スマートフォンでの画像共有・電話等でリアルタイムに相談ができる環境です。

訪問自体は一人で行っていますが、自分一人ではなく看護師を含めたチームでリスク管理や
利用者様のことについて考えられるため、入社前の不安はかなり軽減されています。

また、病院での勤務時よりも、患者対医療者ではなく、人対人として接することができる事が一番嬉しいです。
ご家族との関係やその人の歴史や大切にしてきたことも含めて全体像を評価し、
目標設定をすることの難しさと楽しさを感じています。

看護師と連携した実践で、印象に残っていることはありますか?

セラピスト介入で訪問がスタートした利用者様でしたが、
徐々に全身状態が悪くなり、ご自宅でのお看取りとなったケースがありました。

訪問時に様々な状態変化があった際も、看護師と電話口でリアルタイムに相談をしながら対応を検討しました。
セラピストから看護師への訪問切り替えも、
同行しながらその人自身の人となりや今までの経緯を伝えることでスムーズに移行でき、
ご自宅での最期を迎えることができました。

セラピスト職として、その人らしい逝き方に少しでも貢献できたのかなと思えた実践でした。

訪問リハビリの魅力はどんなところにあると思いますか?

一回の介入時間も長く、しっかりとお話を聞いたり、
長期間関わることの楽しさと難しさを同時に感じています。

病院では機能回復や社会復帰がリハビリのゴールになりがちですが、
在宅では決まったゴールはなく、その人がその人らしく在宅生活を送れるように目標や取り組む内容を利用者さんと一緒に決めていく感覚が新鮮でした。

ケアプロは、どんな職場だと思いますか?

優しいスタッフばかりです。
医療者としてのプロ意識が高く、向上心の高いスタッフばかりです。

また、私のように子育てをしながら働くスタッフも多く、スタッフ自身のプライベートとの両立も支援してくれる職場だと思います。

今後はどのようなキャリアを築いていきたいですか?

まずは子育てとの両立を図り、長く続けていくことが直近の目標です。

自身のライフステージが変わることで、利用者様や、そのご家族との関わりでも新たに気付く視点があると思うので、これからも長くこの仕事を続けていきたいと考えています。

これから訪問セラピストを目指している人にメッセージをお願いします。

利用者様それぞれにしっかり寄り添うことができ、その人のためのリハビリをできる事が訪問の魅力だと思います。

また、家族の在り方や利用者様の生き方、逝き方に学ばせてもらうことばかりです!