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【新規開設】ケアプロ訪問看護ステーション徳島 阿波ステーション

組織づくりに込めた想い

投稿:2025.12.08  更新:2025.12.05

【新規開設】ケアプロ訪問看護ステーション徳島 阿波ステーション

この度、ケアプロ在宅医療では、徳島県阿波市にて、訪問看護ステーションを開設することになりましたので、ご報告いたします。

 

1.ケアプロ在宅医療が地方都市で挑戦する意義

私たちケアプロ在宅医療は、2012年の事業発足以来、大都市圏、東京都を拠点に運営を続けてきました。
そして2023年4月、その歩みを初めて地方都市へと広げ、島根県松江市への出店を果たし、約2年半(2025年12月現在)の運営を実践しています。

なぜ、大都市圏での展開ではなく、あえて地方都市へ挑戦するのかという質問をたくさんいただきました。
それは、私たちが掲げる「総合訪問看護ステーション(戦略的大規模化)」というモデルが、地域医療の継続性や医療資源の最適化を目指したモデル提案であり、医療資源がより厳しく、人材の確保が難しい地方でこそ、最も必要とされるモデルだと考えているからです。
人口偏在のある日本において、人口減少の始まる地方にこそ、最先端の課題があり、ここでの実践を積み、モデルを構築していくことが未来の日本を救うと信じています(松江開設ブログ についてはこちら)。

実績として、松江ステーションでは、開設2年半で約20名の仲間が集まり、地域からも規模に応じた多くのご依頼をいただくことができました。
また、まだまだ途中ではありますが、大規模化になるにつれ、安定したオンコール体制で安定的なサービス提供をし、働きやすい労働環境の実現が可能となったり、利用者が増えることで導線が整理され、遠い地域の訪問への対応も可能となりました。
更に、実践数が増えることで、地域の多様な方々との連携も深まり訪問意外の連携も多数実現しています。

そして、これはどれも、当初目指していた、総合訪問看護ステーションの姿であり、地域が変わっても「ケアプロ在宅医療」という思いが伝播し、「ケアプロ在宅医療らしい」実践をしていることが誇りとなりました。

私たちは、この地方都市での実践モデルを、同じように地域医療への強い想いを持つ方々と共に実現できるモデルとして、更に全国に広げていきたいと考えており、今回の徳島出店に繋がりました。

 

2.今回徳島県阿波市で挑戦する理由

地方都市モデルの第一弾として選んだ島根県松江市は、人口約20万人規模の中核都市でした。
しかし、今回私たちが第二弾の挑戦地として選んだ徳島県阿波市は、人口約3万5千人と、松江市と比べると人口の少ない地域になります。周辺の隣接市を合わせても、10万人ほどの規模です。

なぜ、より人口の少ない地域に挑戦するのか。その背景には、地方が抱える医療リソースの格差があります。
徳島県全体を見ると、人口が集中する徳島市に訪問看護ステーションが集中し、人口当たりのステーション数は全国平均の約2倍の競争率になっている現状がありました。
一方、阿波市のような地域に目を向けると、ステーションあたりの需要が全国の約1.5倍に達しており、リソース不足が伺えました。
全国で起こっている人口偏在、そして医療過疎が徳島県の中でも起こっていました。

私たちの事前の調査では、担い手となる看護師の不足があり、働き手が市街地に流出しているという実態も分かりました。
私たちは、このような「リソース不足が深刻で、本当に困っている方がいるエリア」にこそ、総合訪問看護ステーション(戦略的大規模モデル)を導入し、安定した雇用とサービスを実現することが必要だと考えています。
そして、私たちが培ったマネジメントノウハウと開設支援制度によって、その実現を支援できると信じています。

3.ケアプロ訪問看護ステーション徳島 阿波ステーションの実際

ケアプロ訪問看護ステーション徳島 阿波ステーションは、2026年4月開設を目標にしています。
オープニングメンバーは、現時点で決まっているスタッフは、管理者のみです。
弊社の「開設支援制度のブログ」記事を読んで、問い合わせにて繋がったご縁です。また本格始動のタイミングで、インタビュー記事にてご紹介させていただきます!
スタッフとしては、既に数名の方より興味があるとのお声をいただいていますが、前述の通り戦略的な大規模化を目指しておりますので、ご興味をお持ちいただけた方は、ぜひお気軽にお問い合わせください(お問い合わせは、「お問い合わせフォーム」または「採用エントリー」からお問い合わせ下さい)。

現時点で構想している訪問エリアは、阿波市を中心に、吉野川市、美馬市の方々と隣接する市町村を範囲として想定しています。

このエリアを中心とする理由は、地域全体を見たときに訪問看護ステーションが少なく、その一方で在宅医療へのニーズ(需要)は高いという現実があるからです。
私たちの地域出店の目的にも沿った挑戦になります。この地域に思いのある方々と繋がり、より多くの方の「私らしくいきたい」を支える地域医療への実現を目指します。

→ 阿波ステーションの「Instagram」も開設したので、是非フォローをお願いします!

 

4.今後の展開についての思い

私たちがこの地方都市での挑戦と開設支援制度に込めたコンセプトは、「私らしくいきたい」を実現する、訪問看護開設支援です。
ここには、単なる事業の拡大ではなく、地域医療への貢献を志す専門職の方々の「思い(地域に貢献したい)」と地域住民の「願い(この地域で暮らし続けたい)」が相互に実現し合う循環を、開設支援を通して実現したいという想いを込めています。

私たちは、全国には地域医療への強い思いを持った専門職の方がたくさんいると信じています。
そういった方々の素直な看護やケアへの思いを、私たちの培った開設支援ノウハウで支援することで、このサイクルを実現し、加速させたいという強いビジョンを持っています。

理念に共感し、共に新しい地方都市モデルを創りたいという思いのある方、ぜひご連絡ください。
開設支援制度の詳細について記した「ブログ」もございますので、そちらも併せてご参照いただければ幸いです。

 

ケアプロ在宅医療の想いに賛同いただけるかたは、是非一度下記ホームページやSNSから活動をご覧いただけますと幸いです。

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