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「オンコール体制」に込めた、ケアプロ在宅医療の覚悟と誠意

福利厚生・手当

投稿:2025.11.20

「オンコール体制」に込めた、ケアプロ在宅医療の覚悟と誠意

-看護師が安心して、地域医療を支え続けるために-

 

訪問看護師として働く場所を選ぶとき、皆さんは何を基準にされていますか?

ステーションの雰囲気、所長の理念、訪問エリア……どれも大切な要素です。

しかし、長く働き続けるために決して避けて通れない、そして最も現実的な課題となるのが「オンコール(夜間待機)体制」ではないでしょうか。

24時間365日、地域の方々の命と暮らしを守る訪問看護において、オンコールは切っても切り離せない業務です。だからこそ、その体制がどのように整えられているかを見ることは、そのステーションがどれだけスタッフを大切にしているか、ひいてはどれだけ患者様に向き合っているかを知るための指標にもになると思います。

今日は、私たちケアプロ在宅医療がこだわり抜いている「オンコール体制」について、その背景にある想いと具体的な仕組みを、少し詳しくお話しさせてください。

 

1.「長く働ける」を支える3つの柱

訪問看護の現場において、「オンコール体制が良い」とは一体どういうことでしょうか。私たちは、以下の3つの視点がすべて満たされて初めて、スタッフが安心して働ける環境だと言えると考えています。

・1つ目は「頻度」です。どんなにやりがいがあっても、連日のように待機担当が回ってくるようでは、心身の休息が取れず、長期的に働き続けることは困難です。
・2つ目は「手当」です。緊張感を持って待機する時間、そして深夜の出動という重労働に対し、それに見合う対価が支払われているかどうか。これはモチベーションに直結するだけでなく、労働の正当な評価という観点からも譲れないポイントです。
・3つ目は「サポート体制」です。一人で判断を迫られる不安、相談相手がいない孤独感。これらを解消する仕組みがなければ、特に経験の浅いスタッフは押しつぶされてしまいます。

この「頻度」「手当」「サポート」。どれか一つでも欠ければ、それは「辛いオンコール」になってしまいます。私たちは、この3つすべてを高水準で維持することこそが、組織としての責任であると捉えています。

 

2.「規模化」は、安心を守るための戦略

「手当を厚くしたい」「休みを増やしたい」。そう願うステーションは多いはずです。

しかし、現実には少人数のステーションでは、一人あたりの待機回数が増えざるを得なかったり、十分な手当を捻出できなかったりする実情があります。

私たちケアプロ在宅医療が、戦略的に組織の「規模化」を進めてきた大きな理由の一つがここにあります。

規模を大きくすることは、単に売上を増やすためではありません。

スタッフの数を確保し、一人ひとりのオンコール負担を分散させるため。そして、安定した緊急対応により利用者さまの安心した生活を守るため。更に、安定して経営基盤の構築によりスタッフにしっかり還元するためです。

「オンコール体制を充実させることが、結果として利用者様の安心した生活につながる」

そう信じているからこそ、私たちは戦略的に大規模化に取り組んでしてきました。規模の大きさは、そのままスタッフと患者様を守る強さなのです。

 

3.業界上位4%の待遇を実現した「覚悟」

現在、訪問看護業界におけるオンコール手当の平均は、一晩あたり2,000円台と言われています。5,000円以上を支給しているステーションは、全体のわずか4%程度というデータもあります。

そんな中、ケアプロ在宅医療では、オンコール手当として一晩「6,000円」を支給しています。これは業界の常識にとらわれず、スタッフの負担に対して誠実に報いたいという私たちの意思表示です。

さらに特徴的なのが、「2ndコール(サポート担当)」への手当です。

主担当(1st)が対応中に別のコールが鳴った場合や、主担当が判断に迷った時に相談に乗る役割である2nd担当。実は多くのステーションでは、この待機には手当がつかないこともあります。

しかし私たちは、このサポート担当にも同額の「6,000円」を支給しています(規模に応じて変動はあります)。

「相談できる先輩が、しっかり対価をもらって待機してくれている」。この事実が、主担当の心理的な負担をどれほど軽くするか、現場を知る方なら分かっていただけるはずです。

また、実際に緊急出動した場合の手当についても、1訪問につき「5,000円」を支給しています。

もし一晩に2回出動すれば、10,000円が加算されます。「出動は大変だけれど、その分は確実に報われる」。そう思える仕組みを徹底しています。

 

4.「呼ばれない」を目指し、「呼ばれたら」全力で守る

もちろん、手当が高ければ出動が増えても良い、と考えているわけではありません。

訪問看護の理想は、日中の訪問時にしっかりとリスクを予測し、予防的なケアを行うことで、夜間の緊急コールそのものを減らすことです。また、仮に電話がかかってきても、適切なトリアージと電話対応でのマネジメントで解決できることが、利用者様にとっても一番の安らぎです。

しかし、それでもどうしても駆けつけなければならない場面は訪れます。

そんな時、スタッフが「行きたくないな」と足取り重く向かうのと、「よし、行って支えよう」と安心して向かうのとでは、提供できるケアの質が変わってくると私たちは考えます。

そして、私達の出動するスタッフの背中には、十分な手当という「経済的な安心」と、いつでも相談できる仲間がいるという「精神的な安心」が必要です。

出動するべき時に、しっかりと出動できることは、そのまま利用者さんの安心した生活に直結します。

スタッフが守られているからこそ、地域医療という社会インフラが安定して機能するのです。

私たちはこれからも、地域の安心を守る最前線に立つスタッフを、全力で守り続けます。

 

もしあなたが、今の環境でオンコールに不安を感じているのなら、ぜひ一度、ケアプロ在宅医療の話を聞きに来てください。

あなたの看護への情熱を、私たちがしっかりとした体制で支えます。

ケアプロ在宅医療の想いに賛同いただけるかたは、是非一度下記ホームページやSNSから活動をご覧いただけますと幸いです。

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