採用情報の紹介
投稿:2023.03.01 更新:2023.04.12
ケアプロ訪問看護 松江ステーション開設
ケアプロ在宅医療株式会社の代表の金坂 宇将(かねさか たかゆき)です。
2023年4月に、島根県松江市に
訪問看護ステーションを開設することになりましたのでご報告します。
ケアプロ在宅医療株式会社では、
これまで東京23区での都市型の大規模総合訪問看護ステーション運営をしてきました。
2023年4月に新たに地方都市での訪問看護事業という新たな挑戦をいたします。
▼島根県で、訪問看護をする理由
実は、私の地元が、島根県松江市です。
在宅医療の分野に興味をもち、志したのも、地元の地域医療に貢献したいという思いからでした。
その中で、まずは事業や経営を学びたいと思い、当時から先進的な取り組みをしていた、
ケアプロ株式会社の川添代表に相談し、2015年にケアプロ株式会社に入社しました。
入社してから、訪問看護の現場スタッフ・ステーション所長・在宅医療事業部の事業部長と、
たくさんの立場を経験してきました。
今回、初めての地方都市での訪問看護ステーションの開設の場所に、
数ある地域の中から島根県に決めたのは、
全国でも上位の高齢化率である点はもちろんのこと、
自分の地元である地域に事業で貢献したいという思いがあったからです。
そして、病院看護師時代に一緒に働いていた先輩や後輩たちと地域のつながりを活かしながら、
地域貢献するための運営が叶えられると考えたからです。
都市部とは違った在宅医療の課題がありますが、
地方都市ならではのサービスの提供モデルを模索し、創造していきたいと考えています。
▼ケアプロ在宅医療株式会社の現在の事業について
ケアプロ在宅医療株式会社では、
「在宅医療の課題を解決し、"私らしくいきたい" を支える社会を創造する」をミッションに掲げ、
その人らしい、様々な「生きたい」「逝きたい」を叶えられる社会創りを目指し、日々サービス提供をしています。
現在は東京都中野区、足立区、杉並区にて、医療介護・福祉サービスの構築を行っています。
主要な事業は下記2点です。
①総合訪問看護ステーションの運営
・24時間365日を安定的にサービスを行うための戦略的な大規模運営による事業の総合化
・新卒訪問看護師の育成と、共育プログラムの作成による働く機会の創造
・多職種が多様なキャリアを実現できる組織体制の構築
②小児特化ステーションの運営
・専門領域に特化した事業による、専門性の高いケアの実現
・訪問看護ステーションとケアステーション、相談支援事業所の併設で、シームレスなケアの提供
▼地方都市の課題
都市部では、人口密度が高く訪問効率は良いですが、
地方都市では、広範囲に住民が点在して住んでいることで移動に時間がかかるため訪問効率の悪さが問題に挙げられます。
島根県松江市は、市街地には人口が集中していますが、特に郊外になると、沿岸部、中山間部など
広いエリアに人口が点在しているという特徴があります。
また、医療・介護・福祉のリソースも同様に市街地に集中しており、
市街地から離れれば離れるほどリソースがなく、サービスを受けられないという実態があります。
訪問系サービスは移動時間がサービス料金に含まれていませんので、
経営効率を考えると当然のことだと思いますが、これでは、沿岸部、中山間部の方々の
「私らしい いき方」を支援することはますます困難になってしまいます。
加えて、都市部に比べて地方都市であるほど、人口全体に対する働く世代の生産年齢人口の割合は少なく、
サービスを提供する人的資源の不足がおき、小規模運営の訪問系サービスの事業所が多くなっていることも、これを助長させうる課題となっています。
▼ケアプロ在宅医療としての地方都市モデルの提案
ケアプロ在宅医療の強みは、
24時間365日医療依存度の高い利用者やターミナルの方への安定的なサービスの提供、
大規模総合訪問看護ステーションの運営、
新卒をはじめとする多様な訪問看護師の育成から培った共育ノウハウ、
またそこから醸成される社内風土、そしてICTを活用した業務・訪問効率への取り組みです。
地方都市における課題に対しても、今まで培ってきたノウハウを応用することで
解決策を見出していきたいと考えています。
そして、島根県松江市の沿岸部や、中山間部といった地域も含めて、
その方らしい、いき方や暮らしを選択できることを叶えていきたいと思っています。
そのために、24時間365日の安定的な訪問看護サービスや、
業務・訪問効率を良くするためのICTシステムの活用、
若手からプラチナ世代までの様々なキャリアの看護師が活躍できる働き方の実現など
地方都市モデルの構築に全力で取り組んでいきたいと思います。
▼ケアプロ訪問看護ステーション島根松江ステーションの実際
オープニングスタッフには、松江市の急性期病院から3名の看護師スタッフが集まってくれました。
ケアプロスタッフの友人や知人で、直接採用することが出来ました。
看護師スタッフはみんな、一般病棟やICU、救急外来といった超急性期の病棟も経験したスタッフで、
これからの在宅医療を一緒に支えていくことができる頼もしいメンバーです。
特に、3名のスタッフみんなが循環器病棟の経験者でもあるので、
これから到来する高齢者の心不全パンデミックの時代でも活躍できるメンバーだと思います。
事業所の場所は、東津田という地域で、バイパスのICからすぐです。
松江市の中心地からは少し外れていますが、バイパスが近いということで
沿岸部や中山間部にも短時間で出向くことが可能です。
事業所はスタッフの知人に声をかけて、借りることができた平屋です。
十分な広さがありますので、地域の皆様と交流できる空間にできたら良いと思い、
現在、スタッフ総出でDIYに取り組んでいます。
落ち着いたら、地域の人や、職種の方も読んでイベントなどもしたいなと思っています。
→内装工事の進捗は、Instagram でも随時紹介していきますので是非ご覧ください!
▼ケアプロ在宅医療が目指すこと
島根県松江市での訪問看護ステーションの開設は、
地方都市型の総合訪問看護ステーションを目指した新たなモデルを提案する一歩となります。
ケアプロ在宅医療株式会社では、これまでの事業運営の中で、
それぞれの地域毎に強みや課題があることを実感してきました。
また、人口動態や産業、地域性等によってもその解決策は異なることも感じています。
だからこそ、画一的な解決策でなく、その地域の課題に合わせ、
その地域のリソースや強みを活かした解決策の提案、事業の運営をしていきたいと考えてます。
そして、その地域に愛着を持ち、この地域に貢献したいと熱い思いを持つメンバーが必ずいると思います。
仲間を作り、共に協働しながら事業を創造できる存在になっていきたいと思います。