ケアプロスタッフの紹介
投稿:2021.04.07
診療看護師 活動報告
こんにちは、ケアプロの診療看護師の佐藤文俊です。
2020年3月に、診療看護師の資格を取り1年が経ちました。
この1年間は、訪問看護の現場を回りながら、
週に2日クオリティマネジメント部門に所属し、
組織全体の教育体制の構築に携わってきました。
この1年間にどのような活動をしたかを具体的にご紹介いたします!
ケアプロ内での役割では、現場実践以外に、「現場実践の支援」と「学習支援」の大きく2つがありました。
「現場実践の支援」では、スタッフと同行訪問をし、フィジカルアセスメント等の指導を通してアセスメント能力の向上に努めました。同行訪問以外でも、スタッフが医学的側面のアセスメントや判断で困ったり迷ったりした際には、一緒に確認をしながらアセスメントをし、必要な知識を提供を行い、医師との情報共有の仕方まで助言をするなどして、コンサルトしました。
さらに、診断や治療方針の検討に有用な情報が何かを見極め、それらをきちんと医師に情報提供することで、医師と看護師の連携が円滑になるよう努めました。
診療看護師は、診断と治療方針に関わる情報を、ある程度見極めることが可能なため、その強みを活かすことができたように思います。
「学習支援」では、良質な情報が掲載されているWebページをまとめた「ナレッジベース」を作成しました。
これにより、情報の検索効率を向上させました。
そして、疾患学習に関し、何をどこから学習すればいいのか分かりづらいという悩みに対して、
「項目別学習指針」を作成しました。
これは、各疾患(現在15項目)の学習項目を列挙し、
”Essential”、”Standard”、”Advance”の3種類に学習の優先順位を分けてあり、疾患学習を効率化しました。
また、毎月開催しているケアプロ勉強会では、臨床推論に関する内容を取り上げ、
利用者様の状態変化時の対応の質の向上を目指しています。
在宅の場で、症状出現時に最初に対応をするのは、医師ではなく看護師であることが大半です。
迅速に的確に初期アセスメントができるかは非常に重要ですが、看護師には臨床推論の学習機会が限られ、独学で習得するのはとても難しいです。
そこで、私が大学院で学んだ臨床推論をベースに講義し、スタッフに臨床推論の学習機会を提供しています。
医学的側面の学習を効率化することで、スタッフが対象の価値観や人生観に向き合う時間が増え、より対象の価値観に沿った看護を展開できるようになることを期待しています。
今後は、現在の活動に加えて、教育コンテンツと実践をつなぐ実践支援ツールの開発を行う予定です。
教育コンテンツは、実践とリンクしていないと活用されにくいのが現状です。
活用しやすい実践支援ツールと教育コンテンツをリンクさせることで、
実践をしながら学び、自然と成長していける仕組みを作って、
誰もが当たり前に質の高い実践者に成長できる土壌を耕したいと考えています。
そうすることで、組織のスタッフ全員が診療看護師と同じ知識水準で実践できることが当たり前になることを夢見ています。
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